M-1グランプリ2025で優勝したお笑いコンビ・たくろうは、高い評価を受ける一方で「たくろうはつまらない」という意見も見かける存在です。
たくろうの漫才は独特なテンポと空気感が特徴で、赤木裕さんの挙動不審なボケと、きむらバンドさんの穏やかなツッコミが組み合わさった構成が賛否を呼んでいます。
たくろうがつまらないと感じられる理由には、笑いの質や好みの違いが大きく影響しています。
本記事では、たくろうがつまらないと言われる背景を整理しつつ、ネタの笑いどころやウケた新ネタ、M-1優勝の理由、審査員評価の内訳、山内健司さんが厳しい評価を示した理由、さらにたくろうのプロフィールまでを丁寧に解説します。
たくろうを多角的に知るための情報をまとめて紹介します。
たくろうがつまらないと言われる理由5選！
たくろうがつまらないと言われる理由は、漫才のクセが強く視聴者の好みが大きく分かれるなどの以下の5点です。
たくろうはM-1グランプリ2025で優勝した実力派ですが、「たくろう つまらない」という声がネット上で一定数見られる状況も事実です。
たくろうの芸風は爆発的な笑いよりも構造的なズレを重ねるスタイルで、万人受けしにくい特徴があります。
まず多い意見が、ツッコミの弱さです。
きむらさんのツッコミは優しく丁寧なため、鋭さを求める視聴者には盛り上がりが控えめに映り、「たくろう つまらない」と感じる要因になります。
ボケ役の赤木裕さんの挙動不審な発言が強調されにくく、笑いの山が分かりにくいと受け取られがちです。
次に、地味な印象も理由の一つです。
衣装や話し方が落ち着いており、赤木裕さんのモジモジした口調がネタ全体を静かに見せます。
初見ではキャラクターをつかみにくく、知名度の差も相まって、「たくろう つまらない」という評価につながります。
さらに、笑いのタイプの不一致も大きなポイントです。
じわじわ来る笑いは評価される一方、M-1に期待されがちな勢い重視の漫才を好む層には合いません。
テンポや間の独特さもあり、世界観に入り込めない人ほど、たくろうをつまらないと感じやすくなります。
次の見出しでは、たくろうのネタがどこで評価されているのかを詳しく紹介します。
たくろうのネタの笑いどころはどこ？
たくろうの笑いどころはズレを積み重ねる構造にあります。
たくろうがつまらないと言われる一方で、コアなファンから高く評価される理由は、赤木裕さんのズレたボケと、きむらバンドさんの優しいツッコミが生む独特の空気感です。
代表的なのが会見ネタです。
質問と回答が全く噛み合わないやり取りが続き、赤木裕さんの的外れな返答が少しずつ状況を壊していきます。
観客は違和感を感じながらも、ズレの連鎖に引き込まれ、最後の意外な展開で笑いが完成します。
この構造的な笑いが、たくろうならではの魅力です。
また、日常あるあるの再構成も特徴です。
スーパーや職場といった身近な場面を題材にし、赤木裕さんの小声で自信なさげなボケが共感を誘います。
きむらバンドさんが冷静に受け止めるため、派手さはありませんが、じわじわ面白さが増していきます。
無茶振り大喜利風の要素も見逃せません。
ボケにツッコミが乗っかる展開は技術力が高く、理解できた瞬間に評価が一気に変わります。
たくろうをつまらないと感じていた視聴者が、見返すうちに印象を改めるケースも少なくありません。
続いて、特に反響が大きかった新ネタを紹介します。
ウケたたくろうの新ネタ
たくろうの新ネタはズレたフレーズの連続が最大の武器です。
「たくろう つまらない」という声を覆したのが、M-1グランプリ2025決勝で披露された新ネタでした。
特に赤木裕さんの知ったかぶり風の返答が、会場とSNSで大きな話題を呼びました。
象徴的なのが「Yahooで天気予報見てるジョージ」というフレーズです。
意味がありそうで実は噛み合わない発言が続き、観客は戸惑いながらも笑いを積み重ねていきます。
無茶振りに対する略語連発も加わり、予想外の方向に進む展開が高評価につながりました。
他にも「少食だけど」や日常の小さなズレを切り取った表現が印象的です。
赤木裕さんの挙動不審なリアクションと、きむらバンドさんの穏やかな対応が合わさり、独特の空気が完成します。
派手な一発芸ではなく、連続性のある笑いが特徴です。
この新ネタによって、「たくろう つまらない」という評価だけでなく、完成度の高さを認める声も増えました。
理解が進むほど評価が変わる点が、たくろうの漫才の面白さと言えます。
M1優勝したのはなぜ？
たくろうがM-1グランプリ2025で優勝した理由は、審査員からの圧倒的な支持と漫才の完成度の高さにあります。
たくろうは初の決勝進出ながら最終決戦で9人中8票を獲得し、過去最多エントリー数の大会を制しました。
安定した得点力とネタの独自性が高く評価され、結果として頂点に立ちました。
ファーストラウンドでは861点という高得点を記録し、決勝進出を確実なものにしました。
赤木裕さんの挙動不審なボケと、きむらバンドさんの自然体なツッコミが噛み合い、無理のない会話の流れが完成していました。
爆発力よりも積み重ねを重視した構成が、プロ目線で評価された点が大きいです。
最終決戦では無茶振り大喜利風のネタが披露され、ワードセンスとズレの連続が新鮮さを生みました。
常連組と比べても完成度が高く、結成10年目での悲願達成にふさわしい内容でした。
次の見出しでは、審査員ごとの評価傾向を詳しく解説します。
M1グランプリでの審査員ごとの特典一覧
たくろうは多くの審査員から満遍なく高評価を受けた点が勝因です。
M-1グランプリ2025の最終決戦では、たくろうが9人中8人の支持を集め、圧勝に近い形で優勝しました。
最終決戦では、石田明さんが構成の論理性とバランスを高く評価し、ネタ全体の完成度に言及しました。
柴田英嗣さんは感覚的な面白さを重視し、ズレが積み重なる展開を評価したと分析されています。
大吉さんはテンポの正確さに注目し、安定感のある進行を支持しました。
ファーストラウンドでは、塙宣之さんや若林正恭さんが独創性を評価し、礼二さんは全体のまとまりを重視しました。
富澤たけしさんや渡辺隆さんは点数の幅を抑えつつ高めに採点し、初決勝ながら完成度の高さを認めた形です。
このように、たくろうは突出した一部評価ではなく、審査員全体からバランス良く支持を集めました。
かまいたち山内健司がたくろうに厳しかった理由
山内健司さんがたくろうに厳しかった理由は、漫才スタイルの好みと評価基準の違いにあります。
M-1グランプリ2025最終決戦で、山内健司さんはたくろうではなくドンデコルテに投票しました。
この判断は少数派でしたが、明確な個性によるものと考えられます。
山内健司さんは理論派の審査員として知られ、テンポの速さや勢い、舞台上での華を重視する傾向があります。
たくろうの漫才はじわじわ笑いを積み上げる構成であり、爆発的な盛り上がりを求める基準とは相性が良くなかった可能性があります。
ファーストラウンドで92点と相対的に低めの点数を付けた点も、その傾向を示しています。
最終決戦のネタについても、赤木裕さんのモジモジしたボケが好みと合わず、インパクト不足と判断した可能性があります。
一方で、ドンデコルテのキレのある掛け合いは、山内健司さん自身の漫才観に近かったと見られます。
結果として8対1の評価差が生まれましたが、たくろうの実力を否定するものではなく、審査員ごとの価値観の違いを象徴する結果でした。
たくろうのプロフィール
たくろうは長年の下積みと独自の漫才スタイルを積み重ね、M-1グランプリ2025で頂点に立った実力派コンビです。
たくろうは吉本興業大阪本社に所属するお笑いコンビで、2016年3月9日に結成されました。
たくろうは初の決勝進出となったM-1グランプリ2025で優勝し、一躍全国的な注目を集めました。
じわじわと笑いを積み重ねる漫才が特徴で、たくろうならではの世界観が高く評価されています。
メンバーはボケ担当の赤木裕さんと、ツッコミ担当のきむらバンドさんです。
赤木裕さんは1991年10月24日生まれで、滋賀県大津市の出身です。
京都産業大学を卒業し、野球や空手を好む一方、挙動不審なキャラクターを前面に出したボケで知られています。
太眉とシャツをズボンに入れる独特の見た目も、たくろうの個性を強めています。
きむらバンドさんは1990年1月28日生まれで、愛媛県松山市の出身です。
松山大学に在籍経験があり、穏やかで包み込むようなツッコミが持ち味です。
赤木裕さんのズレた発言を否定せずに受け止める姿勢が、たくろうの漫才を成立させています。
結成後はKakeru翔GP優勝を皮切りに新人賞レースで結果を残し、M-1では準決勝常連として経験を積みました。
長い積み重ねが実を結び、たくろうは王者として評価される存在となりました。
— よしもと漫才劇場 (@manzaigekijyo) December 21, 2025
たくろうM-1優勝
たくろうが見事、史上最多11521組を勝ち抜き第21代王者に輝きました！
本当に本当におめでとうございます！！#M1グランプリ pic.twitter.com/tZuQFCtPhP
まとめ
本記事では、たくろうがつまらないと言われる理由から、評価される笑いの本質までを整理しました。
たくろうがつまらないと感じられる背景には、じわじわ積み重ねる漫才構造や独特な間があり、好みの差が評価を分けています。
一方で、赤木裕さんのズレた発想と、きむらバンドさんの穏やかなツッコミが生む完成度は、M-1グランプリ2025優勝という結果で証明されました。
審査員の多くが支持した点数配分や、かまいたち山内健司さんが示した厳しい視点も、漫才観の違いを示す重要な材料です。
たくろうは理解が進むほど魅力が伝わる芸風であり、つまらないという評価と高評価が同時に存在する点が、たくろうの個性と実力を際立たせています。
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